試合後のコメント
…こんな試合初めて。25分間の中断のあと試合は再開され、結局試合はSevillaが0ー1のまま貴重な3ポイントを勝ち取りました。
Juande:
「我々ははるかに勝っていた。アトレティコはUEFA圏内に向かって勝ち続けて来ていたので、負けることを予測していなかったのだろう。相手は数的に不利になってからは、激しさで勝負して勝とうとして来た」
「あの状況ではプレーを続けるのは無理だった。特に、パロップには物が当たったからね。我々は審判から何の説明も無く、ただ更衣室で待っていた。なぜ試合再開になったのかは分からない。それは審判に聞くべきだろう」(オフィシャルより)
* * *
日頃は試合内容には触れませんが、今回ばかりは書いておこうっと。 最初の20分程はアトレティコ・マドリーの勢いに押され気味のSevillaでしたが、徐々にペースを取り戻します。前半13分、Luccinの脚が微妙にサビオラに触れてPK獲得。ムルシア監督曰く『Luccinはボールに触ったと言っている。』、29分のアントニオ・ロペスのハンドについては『ヘッドでクリアしようとしたが、手に当たってしまったようだ。』だそうです。…でもどちらにしろ、カヌーテとサビオラが2人揃ってPK弾かれるんですけれど。(泣)この場合、キーパーのレオ・フランコを誉めるべきか、それとも…。
その後はSevillaが積極的に攻撃するも、なかなか得点に結びつかず、冷たい雨も降り出して、イヤ〜な雰囲気に。後半に入って、アトレティコのファールが目立ってきます。72分にLuccinが2枚目のカードで退場、79分にペトロフも2枚目で退場。 そしてプエルタのゴール!副審がサビオラのポジションを見てオフサイドのフラッグを上げましたが、彼はプレーには関与していないと言うこと(だと思う)で審判と話し合いの結果、ゴールが認められました。この判定にカルデロンのアトレティコファンが怒り、ウィスキービンだの缶ビール、オレンジ、あらゆる物をピッチに投げ込みます。その中身の入ったままの缶ビールがパロップの頭を直撃。この状況から、審判は両チームの選手たちに更衣室に引き上げるように指示します。そして25分間の試合停止。
恐らく、試合結果を分けたのはこの間の両チームの意識の差じゃないでしょうか。Sevillaは監督も会長も一緒になって、試合が再開されるのを待っていました。審判はまだ‘試合延期’を宣告していませんから。勝っているのだし、このまま続けたい気持ちが強かったでしょうしね。 一方、2人退場者を出しているアトレティコは、キーパーのフランコなどシャワーを浴びている選手もおり、今日の試合は終わったもの、と考えていた様子。慌てて気持ちの切り替えが付かないうちに、試合が続行された感じです。再開後、ペレアが2枚目のカードでアトレッティ3人目の退場。そして試合終了ーーー。
* * *
2つのPKを外してどうやって勝つのー!?と思っていたら、勝っちゃった。今でも試合が終わったような気がしない…。順位表を見て48ポイントになっているので少しずつ実感。サビオラは前半はPK以外悪くなかったようですが、キーパーとの1対1を決められなかったのが残念。…とにかく、本当に、本当に試合は終わったのね?パロップが無事で良かったあ〜。危ないってば!本当に。ビンやカンはまずいでしょう。
今節はロマン(リケルメ)もPK外したみたいだし、誰にでもあることよね!?と自分で慰めてみる。