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え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

otra vez…

私が複数のメディアを比較する理由はいくつかあって、中でも重要なポイントは、記事によってコメント内容が微妙に違うからです。スペイン語はわりと文の順序が緩やかで、形容詞がとても豊かで、選手のコメントすらもそれぞれ記事によって違ったボキャブラリに直されてしまいます。「サビオラは本当は何と言ったのか?」これがナゾで。セビージャの時は、クラブ専用ラジオで本人のコメントを聴けたのですが、バルサTVはあっても専用ラジオはないのかな…。まあね、その大らかさもスペイン語圏の国々の魅力であって、私もそれ以外のことは彼らに負けず劣らずアバウトな性格ですが。だけどサビオラの言ったことに関しては、その通りに書いて欲しいなー、なんて思うのです。

バルサのニュースはあちこちで日本語で紹介されているので、それを貼付けちゃえば楽なのはわかってるけれど…やっぱり自分の中のイメージで紹介したいんですね。サビオラの言葉を読むこと以外にスペイン語の勉強なんかしなさそうだし、何よりもハビへの愛情表現…かしら。そんなわけで、これからも出来る範囲で訳して行きたいと思います。





* * * コメント * * *
 
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『これは自分にとっての挑戦だ、誰かを黙らせようと思ったことはない』

(カンプノウのファンから満場一致の拍手について)
「嬉しかった。すごく幸せな気持ちになったよ。試合の後で家族や友達たちに、今まで人生の中であんな感覚を味わったことはほとんどない、と話したんだ。みんなから応援されてると感じたし、この愛情は一生忘れないつもりだ」

「ライカールト監督からプレーするよう言われた時は、何と言うかとても素敵な気分だったね。ファンの人々の歓迎ぶりは思ってもみなくて、信じられなかったし、僕にとっては忘れることはできない」

(チャンピオンズ戦の招集メンバーから外れたことについて)
「バレンシア戦のことは本当に素晴らしかったけれど、今の僕の目標はずっと試合に出続けることで、すべてがどうなるかはこれから見ていく。今回は招集されなかったけれど…、監督からまた呼ばれた時のために、練習していく姿勢は崩さない」

「たとえゴールしていたとしても、何も変わらないだろう。ライカールト監督とは何でも包み隠さず話し合っているんだ。1年間一緒にやっていたから、僕がどんな選手で、どう考え、どうプレーして、何ができるかを彼は知っている。今さら示さなければならないことなんてない」

「彼は常に僕と話をし、良いことも悪いことも互いに話し合っているんだ。プレーする時はもちろん、そうじゃない時も、励ましの言葉をかけてくれる」

「これは個人的な挑戦であって、誰かの口をふさぐためにやってるんじゃない。ここに残る事を決めたのは、自分の気持ちに素直に従ったから。僕が残ることに反対していた人たちのことまで考えたわけじゃないよ」

「フットボールの世界はいろんなことが起こる。その状況やタイミングを計らなければならない。ロッカー内ではみんながすごく支えてくれていて、居心地はいいよ。競争は激しいけれど、誰かが誰かよりも上とかはなくて、監督は試合によって選手を替え、そして試合にも勝っている」

* * *
また古い話ですが、3年前のライカーのコメントをおぼえています。あの頃はアルゼンチン代表に呼ばれる度に、ほとんどプレーしないでヨーロッパから南米までの飛行機往復何千キロの旅をしていたでしょ?ある時、バルセロナの空港に着いてから家にも立ち寄らずに、そのまま練習に向かったことがありました。ライカーはマッサージを受けるだけでもいいよ、どうする?と訊いたのですが、サビオラはみんなと一緒にピッチで練習したいと返事した。結局は長時間フライトの後なので、1人トレーナーと別で軽い練習を行ったのですが、『あの姿勢はとてもポジティブだ』とライカーが言っていました。

プレーできなくて残念だったねと監督が言うと、サビオラは“Otra vez será (次こそは).”と目を輝かせていたそうです。ライカーはそんなサビオラの性格を十分に知っていると思うんだ。だからここに残ると決まった時、お互い大変なのは分かってるけれど、監督も選手も、“じゃあ、やろうじゃないか。”ということになったんだと思う。
昨日の新聞でライカーは、「私はグループを管理するつもりでいる。サビオラは最後に我々に加わったのだから、エトオ、グジョンセンに次ぐ3人目のFWと考えるのが普通だろう。だが、いつまでもそうだとは限らない。」とコメントしています。

* * *
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ここまでを本当は昨日までに書きたかったのです。サッカーニュースは毎日動きがあるから。今朝になって、エトオの右足の半月板損傷、現時点では全治2、3ヶ月かかると診断、というニュースを知りました。バルサにとって、大きなダメージだ。先のことなんか何も分からないけれど、もしサビオラがプレーするとすれば、ここで奮発しなければいけないね。

《追記》
 バレンシア戦を見てちょっと面白かったのは、試合終了後にエトオが審判にペナルティかカードのどちらも出なかったことに対してエキサイトしているのを、すかさずライカーが止めていたとこ。さすがに、教え子の行動を判ってる。そしてもう1人、意外と熱い男Xaviも審判に詰め寄っているところを、Puyolが抑えにかかって、『もう試合終了の笛はなったんだ。終わったことだ。』と説得している後ろを、すうーっとJaviが何事もないように通り過ぎたところ。彼らしい(w)

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by la_fraise7 | 2006-09-28 00:00 | Comments(0)
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