休み明けに期待!
サビオラのプレーについて。
今回はキーパーの退場というハプニングにより45分間のプレーになってしまいましたが、サビオラは決して調子は悪くないと思います。サビオラがどうこうというより、今はベンフィカがちょっとバタバタしている状況なのが問題かと。アボーラ紙でのスーパーカップ・ポルト戦と開幕のアカデミカ戦の2試合の評として、サビオラについては『戦術の犠牲』と書かれていましたが、ホントにそんな感じです。
ベンフィカは基本的にダヴィド・ルイスから組み立てをするので、通常左サイドのコエントロンから(昨日だったら)ガイタン、そこにアイマール、カルドソが絡んで攻撃に上がっていくパターンが多い。今シーズンのサビオラはトップの位置の右サイドからスタートをし、左サイドでベンフィカがボールを持っているとき、サビオラは中央に動きフリーの状態を作ってボールを受ける体勢を整えているのですが、大抵はサビオラのところに届く前に味方がボールを失っています。
例えば、前半10分にダヴィドが上がったとき、サビオラがフリーで絶好のチャンス、と思いきや…
14分にはスローインからゴール前のカルドソ-サビオラへと渡り、トラップが少し流れましたがシュート!ここはDFに当たってコーナーキックに。
16分、ルイゾンから右のサルビオ-中央アイマール-左コエントロンのクロスにサビオラが詰めるも、DFのカット
18分、マクシのスローインからアイマール-カルドソ-サビオラがやや中央の左から強烈なシュート!これはDFの頭に当たってクリア(←嗚呼、可哀想)
19分、サビオラが自陣に下がってボールをカット、カルドソに縦パス-サビオラ-カルドソのパスが長過ぎてDFのカット
22分以降は右のサルビオがいなくなって、アイマールが右サイドの守備をケアしていたため、サビオラが中央に位置取りボールを受けに下がったり、守備をしたり。
40分には相手の右サイドからのフリーキックで、ダッシュして行き足を出してクリアしようとしたら、ホントに当たってしまって、至近距離で受けたので数秒倒れていましたが、その後ムクッと起き上がりました。何事もなくてヨカッタ。
42分、相手がバックパスしたのをサビオラが追いかけようとしたら、そのままボールがラインを越えて行き、ベンフィカのコーナーキックに。セツバルは、ベンフィカに“苦しい時のコーナーキック頼み”という言葉があるのを知らないな!これを見事にルイゾンが決めたのが大きかったですね。
そのようなうちに前半が終わってしまったので、サビオラのプレーを評価しようがないというか。決して悪くはないし、動き自体はいいのに、結果的にプレーに絡んでいないので。これは10段階評価なら、5とするしかないなぁと思っていたら、全部のメディアでそうだったのでちょっとおかしかったです。記者のみなさんも迷ったんでしょうね。
Ojogoの評より:
Saviola 5
A sua mobilidade e disponibilidade para tabelar com os colegas contrasta com a pouca rendibilidade do seu jogo de ontem. Não quer isto dizer que jogou mal, muito pelo contrário, mas faltou-lhe algo para fazer a diferença. Ao intervalo, Jesus terá achado o mesmo e deixou-o no balneário.
彼の動きと仲間との壁パスの準備は昨日の試合ではほとんど収益をあげなかった。だからと言って悪いプレーというわけではなく、むしろその反対なのだが、違いを見せるプレーに欠けていた。ハーフタイムで監督は彼をロッカールームに置いた。
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この3試合を取ってもメンバーもシステムも変わって、チーム戦術と同様にサビオラの役割がまだ確定していないと思います。サルビオが来て、ガイタンが左に固定となればチームの形ができてくると思うので、それからでしょうか。下がってボールを拾いに行って、後ろ向きステップで前に上がるのではなく、早く前を向いてゴールエリアに走れるようになっていって欲しいですね。この代表ウィーク明けのチーム、そしてサビオラに期待です!!