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え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

変わった?

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2001年の夏と2007年の夏。
やっぱりこうしてみると変わっていますかね。

2002年の秋にわたしがスペインへ行った時の目的の1/3は、サビオラの半自叙伝『Un pequeño gigante』を買うことでした。たった一冊の本を手に入れるために海外へ行くなんて、と笑われるかも知れませんが、もっと恐ろしいことに、その当時わたしはスペイン語をまったく読めませんでした(笑)。いつの日かおばあちゃんになる頃までには読めたらいいな、と思っていたのです。だから帰国してからも数ヶ月間、本棚に並べてただ飾っておきました。わたしの性格から言って、一度読む気になったらとことんやるだろうし、それが億劫だったから(コラ)。

どうも日本語版が出なさそうだと諦めて、03年のお正月くらいから、結局は一字一句辞書を引いて読み始めました。すると面白くて止まらなくなって、続きが読みたくて結局は約半年かけて、時間が許す限り夢中でこの本を読みました。そこには、「バルサのサビオラ」としてではなく、ブエノスアイレスで生まれ育った、ハビエル・サビオラという少年の生い立ち、フットボールの出来事、友達や家族といった、ごく普通の男の子のことが書かれています。ボールを蹴ることが楽しくて仕方がない、やんちゃで家族思いのハビエル少年の日常の回想です。それからますまず、サビオラに魅せられました。

この本の序文にはこんなことが書かれています。

「僕はまだ始まったばかりの選手です。自分が本を出すなんて、こういうことは偉大な選手だけがすることだと思っていたので、ただ驚いているばかりです。… 僕は広場に銅像を建てられたりすることを願ったりはしていません。僕はフットボールが大好きで、このスポーツを愛しています。…いつか機会があれば、自分のフットボール人生を振り返る時があるでしょう。でも今は先に進むことしか考えていません。どうかこの旅がこの先もずっと続きますように」

今の時代は、インターネットにアクセスさえすれば、誰でも簡単にニュースを読み、ブログやホームページなどに個人的な意見や感想を書き、それを誰かが自由に閲覧し、コメントすることもできます。これは便利な反面、非常に狭い世界で物事が完結する危険性もありますよね。特に疑いもせずに読んだものをそのまま素直に信じるということは、真偽の程は気にしない、と言っているのと同じようなものだから。ということで、このブログに書いてあることもそのまま信じてもらわなくていいんです。わたしはウソをつくこともつかれることも嫌いなので、できる限り本当だと思うことを書くようにしていますが、それでも間違っていることもあるかも知れないし、どうしてもわたしから見たようにしか書けませんから。

わたしがサビオラを応援していて嬉しいのは、他にもサビオラを応援している人が大勢いると実感できることです。自分でもヘンだと思いますが、自分のことってなかなか自分ではよくわからないでしょう?
誰かが「サビオラ頑張れ!」と言うのを聞くと、それだけでわたしは幸せな気分になるのです。だからそういう人たちのために、ほんのちょっぴりでもお役にたてるといいかな、という気持ちで過去記事を書いてみます。

サビオラについて語り出したら長いですよ〜(笑)。
by la_fraise7 | 2009-03-28 00:00 | Real madrid.CF 07-09