レイリア戦レビュ
*4分、ケリソンへのファールで左サイドからアイマールのFK。サビオラはこの時いつものように大外にいた。パブロが蹴るのと同時にDFの前にゴールポスト側から割って入って、左脚でボレーシュートを決める。抜かれたパテイロは試合後、「あの時は少し集中力を欠いていて、それでサビオラにゴールを決められた」と悔やんでいたが、集中していても止められたかどうかは…。この右側から回り込んだのがサビオラらしいところ。やや左正面からのボールに対して、DFの視界に入るのが遅れるから。
*17分、レイリアのFKで同点。よく分からなかったけれど、ダヴィド・ルイスのオウンゴールらしい。キーパーのキムに頭を撫でられて慰められていた。試合後、彼は「こういうことには慣れているよ」と言っていた。オウンゴールに慣れているんだろうか…。
*カルドソがベンチで心配そうに見ている。
*31分、ゴール前でサビオラ、アイマールと次々とエリア内でボールを繋ぎ、最後にラミレス!残念ながらゴールならず。
*34分、レイリアのカウンター攻撃。あぶなーい!
レイリアはカウンターに移ってからの攻撃が速くて正確だった。1週間、こればかり練習してたんだろうな…。
*36分、ラミレスがプレー中に内転筋かどこかを伸ばしてしまったみたい。フィールドの外で治療中。今日のラミレスは明らかに疲れている。
*序盤こそシャッフェルがあがってセンタリングをあげるシーンがあったが、だんだん目立たなくなっている。シャッフェルが左サイドの高い位置にいると、ディ・マリアが中へ入ってしまい彼のスピードが生きない。前半のディ・マリアは守備でしか見ていない。
*後半、ポゼッションはベンフィカの方が高いが、レイリアの守備が機能していてなかなかチャンスを作れない。
*63分、ヌーノとカルドソの2人が入る。テレビの解説者が、「1人はケイリソンと交代、これはカンタンにわかるが、もう1人は誰だろう。ラミレス?サビオラ?こちらは難しい」と仰っていた。正解はラミレス。やはり脚を痛めていそう。画面には映っていなかったけれど、「サビオラがポジションを確認している」と実況していた。あとでジェズス監督の話では、相手のセンターバック3人に対して、カルドソ、ヌーノ、サビオラでスペースを開くためと言っていた。
*65分、レイリアの攻撃。危ないってば!
*70分、サビオラへのファールで右サイドから39mのFKを獲得。パブロが蹴る。惜しくも抜けて行ってしまった。
*77分、アイマールが倒されPK!その時ナゼかわたしは「パブロ、髪切った?」と画面に問いかけていた(w)。
*78分、カルドーソがキッカー。ちょっとドキドキする。これが入ればかなりの確率で今日は勝てる!パブロが後ろで座り込みながら見守っている…というか、それってファンと同じ心境じゃ!(w)見事にゴールが決まる。カルドソのゴールはリーガ5点目。
*80分、ルーベンに代わってサビオラがアウト。観客席から拍手を受け、応えている。今日もベンフィカの応援歌が鳴り響き…って、常にホーム状態です。ポゼッションは42ー58%。
*89分、ヌーノのシュートが惜しい!!
ロスタイム3分、ベンフィカ1−2で勝利!!!
*ちなみにこの日の観客動員数22,676人というのは、リーガではこのスタジアムの記録となりました。「その数字で?」とは言わないように!数千人しか入らない試合もけっこうあるらしいから…。
*この日はバジャドリ、セルタ、モナコ、フロレンティーナから偵察が来ていたそうです。
以上、やっと書けた(w)。
《追記》
あっ、大事なことを書くの忘れてた!ハビ・ガルシアのこと。
「そこ、誰が止めて!」という時にさっとハビ・ガルシアがカットに入り、
「中央に誰か…」と思っているとハビ・ガルシアがフリーでピッチ中央に立ち、
「誰かヘルプに…」と願っているとハビ・ガルシアがボールキープの助けに入り、
どんな時もサビオラの位置を確認してパスを出し(えらい)、
ピンチの時は身体を張って止める。(ファールとも言うけど)
一体、君は何物なのさ!かっこ良すぎだよ!!
2年間もハビと一緒のチームだったのに、こんなに良い選手だとは知らなかった。もっとも、マドリではそれほど緻密な守備は要らなかったのかも知れないけれど。
それから、ルイゾン。彼はわたしの中で“ぬり壁”というあだ名である。ボールでも人でも、常に軽く跳ね返す彼に敬意を込めて。