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え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

Sin prisa, pero sin pausa.

うっかり、月曜の朝まで9月号のNHKの語学講座ストリーミングが聴けるのを忘れていて、日曜の朝方まで(攻略…)とスペ語応用編の2日分ずつを聴いてしまいました。(眠くてほぼ何も覚えていませんが…。)でもスキットの内容は覚えていなくとも、講師の先生方のお話だけは案外頭に残っているんです。



まいにちスペイン語の応用編は、9月いっぱいで半年間のクールを終了。講師の高木和子先生がレッスンの最後に送ってくれた言葉が、タイトルの“Sin prisa, pero sin pausa.(シン プリサ、ペロ シン パウサ)”でした。

これはスペイン語の決まり文句で、“急がない、でもあきらめない(やめない)”という意味です。

これを聴いて、「攻略!英語リスニング」を聴いてる方はピンとくるのでは?そう、こちらは講師の柴原智幸先生がいつもレッスンの最後に語りかけて下さる、“語学学習においては努力は決して無駄になりません。焦らず、たゆまず、こつこつと続けて行きましょう。”という言葉と意味がほぼ一緒ですね!

最近、“急ぎの仕事は忙しい人に頼め”という言葉の意味がわかってきました。忙しい人は仕事ができるから、と単純に考えていたけれど、それ以外にもいろいろな要因がありそう。

以前は、仕事と家事とフットボール(ブログも含めて)の両立をどうしたらいいか、悩んだこともありましたが(ノー天気な悩みで申し訳ないです…)。それが、子どもが生まれた途端、もうそれどころじゃない。現在は仕事をしていないので時間がたっぷりあると思いきや、子どもの性格にもよると思いますが、ウチの子はとても甘えん坊で1秒足りともわたしから離れようとしない。もうトイレでもどこにでもついてきて、最初はイライラしたことも。でも次第にそこからどう状況を打破するか、こちらもだんだん知恵がついてくるんですね。締め切りに迫られるとアイデアが湧くようなものかな?追い込まれた状況の方が、頭の回転も早くなってくるようです(勉強以外)。家事の処理スピードもどんどんあがってくる。全ての回転が速くなるんですね。

すると、その限られた中でどうやって家事を終わらすか、さまざまな工夫ができるようになったばかりか、アイデアを試す楽しみも出てきました。1日の時間をどう使うか、必死に考えれば考えるほど閃きが湧いてくる。何しろ自分が遊びたいためだから(わたしにとって語学は遊びです)。人の話によれば、そういう子は3歳くらいを過ぎると、むしろ自立心が旺盛になって自然に離れて行くそうです(それも寂しい気がしますけどね)。だったら、今の状況を楽しみながら、自分の楽しみを見つければいい。そう思って、夜に子どもが寝た後で、自分で作ったオリジナルファイルやノートをマスキングテープでデコレーションしたり、図書館で借りた本のレシートをノートに貼って記録をつけたり。夫はそれを見ていて、“…寝たら?”と言いますが(笑)。

ただそうしているうちに、読みたい本がいっぱい、学びたいことがいっぱい…どんどん欲求がエスカレートしてきて、結局あれもできない、これもできていない、と再び自己嫌悪に陥ってしまう。せっかく面白くなってきたのに、時間が足りない…と。こんな時にイタリア語なんてやって、どうなるっていうの?…そんな声が聞こえてくる。せっかくダウンロードしたジェノア戦だって、まだ観れていない。わたしは一体、何がしたいんだろう?

そんな時に、ふと柴原先生の“焦らず、たゆまず、こつこつと…”と、今回の“Sin prisa, pero sin pausa.”。偶然の一致ですが、ふっと肩の力が抜けました。“趣味でも、仕事でも、勉強でも、成果が見えないと焦ってしまうんですよね。”そうおっしゃっていた高木先生の明るい声と、とてもハッキリした発音(日本語も!)が耳に残っています。“そんな時はSin prisa, pero sin pausa.この言葉を思い出して下さいね!”

急がない。でもやめない、あきらめない。
ゆっくりとでもいいから、進んで行く。

ブログも、サビオラの書きかけのインタを思い出す度に、もう嫌になっちゃう。
本当に、雲隠れしたくなる気分です。中途半端すぎるでしょ、って。
でも今は仕方ない。だって全部やりたいんだもの。

まったく、コイツはしょうがないなぁ。

そう思って、長い目でみていただけると幸いです。
きっとサビオラが引退するまでブログは終わらないと思うので!

Hasta luego!

*この話の続きを書きました。2021年12月7日:親離れ、子離れ

by la_fraise7 | 2014-10-06 16:26 | Notas | Comments(0)
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