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え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

CARPの文字

誰ですか、これを“カープ”と読んだのは!(笑)
本当にたくさん書きたいことがあるのですが、時間の都合で昨日わたしの体験した出来事を先に書かせて下さい。



わたしが住んでいるのは東京にある下町で、隣り町まで行けば外国人観光客が珍しくないような場所ですが、これまでスペイン語圏の人をみかけることはほとんどありませんでした。

昨日の夕方、子どもを連れて近所のスーパーで買い物をして、ネットで見たカラス対策(最近、近所の大木がなくなってからカラスがベランダに近づくように!)として100円ショップでキラキラ光るモールを買おうとしていた時のこと。入り口近くで子どもがクリスマスグッズをじーっと見ていて、なかなか中に入れなかったので、背中の方にある買い物カゴを誰かが取ろうとしたときに少し手が当たったんですね。邪魔だろうなぁと思い、“あ、すみません。”と振り返ったら背の高い外国人の男性がニコリと笑って“○×”と何か小声で言ったけれど、聴き取れませんでした。たぶん、“OK”とかそんな感じだったと思います。笑顔が人なつこくて素敵だなぁと思いました。

その後、どうやらご家族で来ているようで、小さな男の子の声がするんですね。“パピ、◎△×…!”
パピ?…Papi!?何だかとっても懐かしい響き。
いや、実際に聞いたのは初めてだと思うのに、なんだろう、この懐かしさ……。

売り場のコーナーを回って突然目の前に、黒いリュックが。そしてその真ん中に、白いバッジに赤い文字で、“CARP”の文字。一瞬、ビックリし過ぎて心の中で“えーーーっ!!!”と叫びました。

そう、これはあの見慣れた“リーベルプレート”のロゴ。クルブ・アトレティコ・リーベル・プレートの略です。よく見ると、ご夫婦共にこのリュックをかけているではありませんか!思わず振り向いた男性に、“○×…(←、すぐにスペイン語が出てこない)、あ〜、リーベルプレートのファンですか?”Sí,Sí!(そう、もちろん!)”、“わたしもです!”、“え、本当!?”、“残念でしたね!”“あ〜、まあね。”“アハハ!”と笑っておしまい。

そう、それだけのことだったんです。長々と書きましたが(笑)
そのあとはお互い、それぞれ100円ショップで買い物。恐らくアルヘンティナへお土産を買っているんでしょう。わたしもカラス対策にキンキラモールを買いました。そうなんだよな、リーベルが勝てるチャンスがあるなんて、1000分の1くらいだったかもしれない。間違いなんて、そうそう起こらないもの。せめてカベナギやフネス・モリがいて、リベルタドーレスをとった時のメンバーで、あの頃の勢いで戦っていればもう少し可能性はあったかもしれないけれど。それでも40分耐えたし、チャンスも作ったし、よく頑張ったじゃないか。それをいちばんわかっているのは、リーベルのファンと監督、選手、関係者たち。なんて思いながら、実にすっきりとした気分でお店を後にしました。

“日本に来てくれてありがとう”と伝えれば良かったかな、と後になって思いましたが。
まさかこんな場所で、アルヘンから応援に来ていたリーベルプラテンセに会えるとは!嬉しい偶然でした。

さらに言えば、自分のスペイン語力のなさにガッカリ。Penaとかlastimaが一瞬出てこなくて、“Lo siento”とか言っちゃった!慌てて言い直したけれど。スペイン語を口にしたの、5年振りくらいだから仕方ないか…と、レジで代金を払いながら、1人苦笑。こんなもんさ、わたしのスペイン語…(涙)

やっぱり違うんですよね。4、5歳のお子さんと一緒に、はるばる日本まで応援にくるくらいだもの。フットボルが生活の一部になっているのはすごい。日本とはやっぱり全然違うなー。ましてや寒いとか、子どもがいるからという理由で観戦すらしなかった自分とは(苦笑)

そうそう、“papi”という言葉は、サビオラがまだアルヘンにいた頃にお父さんのことをそう読んでいたから覚えていたんです。新聞記事で幾度となく見かけた、Papi。日本で言えば、パパと同じようなニュアンスになりますが、いつからかサビオラはお父さんのことを回想するときに、親父にあたるviejoを使うようになりました。

10代の頃のサビオラは、ほんとうに可愛かったな〜。それが今ではもうパパだもの。
子どもたちから、“Papi”と呼ばれてるんだろうな。

そう考えながら、現在のサビオラのインタビューをもう一度読み直してみようかと思いました。
そして、スペイン語を一からやり直します。

Hasta luego!
by la_fraise7 | 2015-12-22 08:45 | Comments(0)
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