ハビ・ガルシアのインタ
これは数日前にハビ・ガルシアがEFEのインタビューに答えたものを、スペインの彼の地元紙が載せたものです。
《ハビ・ガルシア、ベンフィカで大開花、スペイン代表の夢も》
noticias EFE / Antonio Torres
リスボア/1/20. ベンフィカでアイドルとなり、スペイン人MFで元レアル・マドリードのハビ・ガルシアは今シーズンその才能が開花した。“誰かに劣っているとは思わない”と述べ、次のワールドカップにスペイン代表として参加することが実現すれば、彼の人生で“最も幸せなニュース”になるだろうと話した。
“日ごとに成長するように闘っている。僕は貪欲なんだ。今シーズンはこれまでにないくらい多くのことを学んでいる。”ポルトガルの2009年夏の移籍市場で重要な獲得選手と見なされ、ジョルジュ・ジェズス監督率いる圧倒的な力を見せるベンフィカで重要な役割を果たす彼は、EFEのインタビューにそう述べた。
現在22歳、ムルシア出身で《ロス・エンカルナードス》(ベンフィカのこと)の軸を担い、守備のバランスを支え、空中戦や肉弾戦を競い、チーム内の出場時間数は2番目に多く、27試合に出場し3ゴールを決めている。
彼は素晴らしい成績の理由を次のように挙げている。ジョルジュ・ジェズス監督の要求、ロッカールームの《良いムード》、既に才能を認められているアルヘンティーノスのハビエル・サビオラやパブロ・アイマールなど選手や、期待の新生の星、ブラジル人のダヴィド・ルイスやラミレス、そしてアルヘンティーノのディ・マリアのような選手たちが揃っているからだ、と。
“チームがうまく行っているときは選手個人としても良い結果が出るんだ。”ベンフィカは現在ポルトガルリーグでSPブラガと共に首位に並び、16試合で44ゴールをあげている。
ポルトガルでもっとも栄誉あるクラブとみなされているベンフィカは、昨夏700万ユーロを支払い、それまでほとんど出番のなかったレアル・マドリードから彼を獲得した。その移籍には疑問視する声もあったが、見事に予想を覆した。
“新しいチームに来た選手にとって、ファンが愛情を示してくれる以上に大きいことはないよ。”ほぼ毎日のようにファンからメッセージを受け取る守備的MFはそうハッキリと言った。
また彼の高額な移籍金はベンフィカにとっても好都合だと加えた。もしいつか彼を売ることになれば、大金が入ってくるからだ。
このレアル・マドリードのカンテラーノは契約解除金として3000万ユーロと設定され、メディアはイングランドやイタリアのビッククラブの名を挙げているが、彼は自分のプロとしての原点を、わずか13歳で加入した“ファブリカ”にあることを忘れてはいない。
“マドリードの下部組織には、両親と一緒に過ごす時間よりも長くいたんだ。今の自分があるのはあそこでのおかげだよ。”
“どんな選手にとっても国の代表選手になることは最高のことだ。それに今は絶好調だからね。(もし呼ばれたら)それは最高の出来事だよ。”
“ジョルジュ・ジェズス監督はフットボールを熟知している。フットボールのために生きているみたいだ。休んでいる時がないんだよ。いつもどうしたらもっと良くなるのかを考えているんだ。”
“毎年、新しい選手がやって来て、チームメイトが変わる。常に自分が最高の状態にあるように努力しなければならない。”好調にも関わらず、彼は謙虚な姿勢を崩さすにそう結論づけた。
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昨年秋の地元紙のインタでは、ポルトガル語を学んでいるとも言っていました。彼もすっかりチームやリスボンに溶け込んで、今や不動のボランチですね!ガンバレ、鉄人!(笑)