ユーロ2008
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サビオラの予想も当たったね!(優勝候補はイタリアかスペインと言っていた)ワーッと盛り上がることはないけど、ほとんどの選手を知っているので何だか微笑ましいというか…。自然とニコニコしちゃう。ファンの喜ぶ映像を見ていたら、「次は2010ワールドカップだ!」と早くも次の目標に向かっていました。あとドイツ出身の男性が一緒に喜んでいて、「なぜスペインの応援を?」とマイクを向けられて、「なぜだか分からないけど、好きなんだ!」と答えていました(笑)。
トーレスの得点の模様はこちらのバンガルディアで。
http://www.lavanguardia.es/
そしてカシージャスやセスクのコメントが聴けるのはas。
http://www.as.com/especial/eurocopa/multimedia.html
興味を持ったのは、今回この結果をカタルーニャや他の自治州にいるスペイン人はどう受け止めているんだろう、ということ。バルセロナのメディアにこんな記事がありました。http://www.lavanguardia.es/lv24h/20080630/53491043765.html
「バルセロナ、“赤(スペイン代表)のタイトル”を祝うため街へ出る」という見出しで、“大勢のバルセロナ市民が今夜、代表チームがユーロ決勝でドイツに勝利したことを祝い、街へくり出した。普段はバルサの勝利の時しか動かないカタルーニャ人にしては、異例である”とあります。(あのぅ、エスパニョールは…?)
この日のために、広場に大型スクリーンを出して観戦スペースを設けたりはしなかったようですが、普段は日曜夜に休んでいるバルも、今夜は稼ぎ時とばかりに開けるところも目立ったそうです。試合後、バルセロナの幹線道路は車で溢れかえり、国旗や帽子、代表のマフラーを掲げて騒いだり、カンペオン、カンペオンと歌が響き渡ったとのこと。
これだけの関心を集めた要因として、この代表チームの中心核に、カタルーニャ人であるチャビ、プジョール、カプデビラ、セスク、またカタルーニャでフットボールを学んだイニエスタ、彼らの存在が大きかったと書かれています。
今までスペイン代表は、国民の代表に対する関心が少ないだの、チームとしてまとまりがないから勝てないんじゃないか、などと言われていましたよねぇ。それもあったのかも知れないけれど、このユーロ2008は、スペイン代表やファンにとってやっとその時が来た!…でしょうね。サビオラも言っていたように、多くのスペイン人選手は充実した時期を過ごしてるもの。そしてまた、2010年W杯のアルヘンのライバルたちがまた手強くなってゆく…。
《追記》
EURO2008の得点王は4得点のVilla、最優秀選手にはXaviが選ばれました。大会の優秀選手として23人が選ばれ、スペインからは9人が。マドリの選手としてはカシージャス、ペペとスネイデルが入っています。C・ロナウドの名はありません。(イヤ、原文にそう書いてあるから…)スペイン語だけれどその他の選手名が書かれた記事はコチラ。
http://www.ole.clarin.com/notas/2008/06/30/futbolinternacional/01705216.html
個人的には時々見てただけですが、トルコ、ロシアみたいに攻守の切り替えが速く、最後の最後まで攻めるチームが躍進し、面白い大会だったと思います。スペインは穴がなかった、というか、全てのラインの柱が太くなったというか…。どことなく頼り無さげなアンバランスさもスペイン代表の魅力だったんだけどね。(笑)今回の優勝は誰も文句なしでしょう!Enhorabuena!!