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え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

The show must go on.

Queenの歌の中に、このタイトルの曲があります。旺文社のレクシス英和辞典には「上演は続けねば」から転じて、「いったんやり出したことは最後までやりとげなければならない」と出ています。サビオラはQueenが大好きで、1番好きな曲はこれだと何かのインタビューで答えていました。


今年に入ってから、ずいぶん長いことニュースをさぼってきました。物理的にブログを書く時間がなかったというのが大きな理由だけれど、もう一つは、書くのがイヤだったから(苦笑)というより、書く前にそれを受け止めるだけで精一杯だった、と言った方が近いかな。自分の中で消化して、キーを叩いてそれらを文字に変換する気力が湧いてきませんでした。どうしてもいろんな事を思い出したり、考えたりしてしまうから、そこまで辿り着かないとも言いましょうか。嬉しいことも、辛いニュースも。

最近、ふとしたことからサビオラの過去のインタビューを読み返すことがありました。デビューしたとき、17歳のハビ、18歳のハビ、バルサへ移籍したとき、オリンピックの時の事、モナコへ移籍、セビージャでの日々。印刷した当時はまだスペイン語が全然読めなかったので、勘違いして憶えていたこともあったり、初めて読めた部分も多くて新鮮でした。

もしもまだ、これらのインタを読んだことのないファンの方がいたら、ぜひぜひ読んでいただきたいのです。私はハビエル・サビオラを知って、人生がさらに豊かになったと思います。彼と彼の周囲には愛情がたくさん溢れていて、私もたくさんおすそ分けしてもらいました。だから、なんとかして時間を作って、紹介していきたい…。それが今の私の課題。(単に読むのと訳して書くのでは、大違いなので)

それから、SPORTにlector opinaという読者意見欄ができたのは数年前のことだと思いますが、それ以来できる限り、サビオラに関する意見には目を通してきました。そして共感したものはすべて保管してあって、今では100件を超えています。前からこれも紹介したいなと思っていました。今日、アルゼンチンの14歳の少女が書いた文章を読んで、冒頭のタイトルを思い出したのです。この少女の文章を読んでいたら、私も負けていられないと(笑)。

ねえ?

少しというか、だいぶ過去記事にはなるけれど、W杯のこともフランスとの親善試合のことも、書きたいことはまだまだあって。それでも、日常生活もわたしにとってはすごく大事だから、もう少し、待っていてくださいね!時間はかかっても、いつか書きたいことがたくさんあるのです。

* * *
サビオラのこと   
3/16(フロレンシア フェルナンデス)

 この手紙の書き出しをどうしよう?私は14歳で、皆さんはまだ意見を述べるには若すぎると思われるかも知れません。でも、私がずっと見続けているこの選手について書く権利はあると思います。

サビオラは今の状況を過ごすような選手ではありません。私は彼がデビューし、素晴らしい活躍をして、本当に幸せな時を過ごしたクラブ、リーベルのファンです。 彼がデビューしたのは、リーベルが負けていて、負傷した選手の代わりに入った試合でした。誰もこの16歳の選手がゴールを決めるなんて想像していませんでした。でも彼は自分の力を信じて、同点ゴールを取ったのです。

彼はリーベルに全てを捧げていました。でも、父親の健康状態の難しい状況にあり、クラブを離れなければなりませんでした。バルセロナのオファー額には少しも関心を持っていませんでした。父親が亡くなりましたが、彼はバルサに全てを傾け、献身しました。それでも、どのクラブへ行ってもポジションをつかむため戦わなければならなかったのです。決してメディアに対して問題を起こしたこともなく、誰の悪口を言うこともなく、仕事のことだけ話しているのに、それにも関わらず彼は守銭奴のレッテルを貼られたのです。

彼のおかげで今日、アルゼンチンはFIFAランキングで1位になりました。そう、まさしく彼のおかげです。ワールドカップ2位のチーム(注:フランス)相手へのゴラッソがなければ、アルゼンチン史上初の1位にはならなかったんですから。もちろんそのゴールだけでなく、彼はいつもピッチの中でアスール・イ・ブランカ(水色と白)を着ることに誇りを持ち、誰よりも懸命にプレーしてきました。

本当はバルセロナでプレーし続けて欲しい、だって世界でも有数のビッククラブだから。でも、こんな風にコマーシャルとしてじゃなくて、もっと選手として評価される状況で。どうかどこへ行っても成功して欲しい。ライカールト監督が彼を使わなかったことを後悔するように。

アルゼンチン人として、リーベルファンとして、サビオラのような素晴らしい選手がこんな状況にあるのはとても悲しいです。でも彼はもっともっと難しい時もあったけれど、それを切り抜けてきました。サビオラは高い技術とプレーの質を見せてきました。バルセロナのようなクラブでもレギュラーになれるはずです。誰か怪我人の代わりじゃなくても。

サビオラ、ハビエル、ハビ、ピビート、コネヒート、ここアルゼンチンではみんながあなたのことを好きです。(リーベルファンもボカファンも、そして下部組織でサビオラのようになりたいと憧れてる子たちも含めて)そしてあなたのプレー、特にあなた自身のことを評価しています。アルゼンチン人の名を代表して、今までの代表戦でのプレーにお礼を言います。今の状況がバシーレ監督がコパ・アメリカのメンバーを選ぶのに影響を与えませんように。だって代表にいるのがふさわしいのだから。そしてリーベルのファンを代表して、数々のゴールや私たちにたくさんのアレグリア(歓喜)を与えてくれたことに感謝します。私たちはいつでもあなたを大歓迎しますね。

* * *
短くまとめようと思ったんだけれど、どこも削れませんでした。
地球の反対側の14歳の少女の気持ちは、私たちとも共通ですよね。
by la_fraise7 | 2007-03-17 00:00 | memorias(回想録) | Comments(0)
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