アイマール&サビオラインタ

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パブロ、それは私服なのか…?

*Fonte SLBenfica :Destaques
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Texto Ricardo Soares
なんちゃって訳:Nancy

1、 アイマールを誘惑したスパゲッティ

アイマールとサビオラの友情はモヌメンタルで始まり、家族間の絆にまで広がった。ハビエルの両親はまだ若き日のパブロを家族の一員のように迎え入れた。

AIMAR(以下A): 2年間リーベルの寮に住んでいたんだ。両親はブエノスアイレスから600キロ離れたところに住んでいたからね。ハビエルと知り合って一緒に過ごすようになってからは、彼の家で食事をした。そうだね、ご両親からはとてもよく迎えられたし、食事と言ったらもう最高だったよ。

SAVIOLA(以下S): 彼はミラノ風スパゲッティ*に目がなかったのを覚えているよ。それはメインディッシュで、母がいつも作っていたんだ。パブロは満喫してたね(笑)。

A: その後1人暮らしをするようになって、自分の車を持ってからは、練習後にハビエルと一緒に彼の自宅へ行って、昼食や夕飯を食べるようになった。それが習慣になったね。当時僕を最高の形でもてなしてくれる家族だったから。

S: 彼は内陸部の出身だから、僕の実家へ来るのが習慣になったんだ。母もいつも自分の息子のように接していた。後になってから彼の家族とも知り合えたんだけれど、やっぱり会うたびに温かくもてなしてくれたよ。



2、サビオラの失ったものとアイマールの支え


ハビエル・サビオラは数年前に父親を亡くしている。それはサビオラにとってだけでなく、パブロにとっても辛い時だった

S: パブロは父にとても好かれていたんだ。二人はフットボールの話をするのが大好きだった。とても素敵な関係を築いていたから、父が亡くなったときパブロもずいぶん辛かったと思う。その同じ辛さを共有したことが、僕にとってはずいぶん支えになったよ。言葉はそれほど多く交わしていないけれど、些細なことで、彼がまるで自分のそばにいて励ましてくれているように感じた。親友であると同時に、真の兄弟のような存在だったね。かけがえのないものだった。



3、モヌメンタルのロック

2人がリーベル・プレートでスターとしての街道を駆け上がっていた頃、アイマールとサビオラはモヌメンタルをプレーする場所の拠点としていたが、それだけではなかった。

A: スタジアムに住んでいた頃は、モヌメンタルで行われたコンサートにはすべて行くことができたよ。最高だったね。大好きだったんだ。思い出に残っているのは、ローリング・ストーンズ、フィル・コリンズ、それにキッスかな。1つも見逃さなかったよ。

S: スタジアムでずいぶん長い時間を過ごしたね。僕は16歳で、彼は18歳だった。コンサートというコンサートは全て楽しんだよ。印象に残っているのはローリング・ストーンズのかな。素晴らしかったね。

A: 言うまでもなく、僕たちのフットボールの挑戦は現実のものになっていた。スタジアムはいつも満員だったけれど、僕たちはその近くに住んでいたから、いつでも観戦する術を持っていたよ。魅了されたね。

S: フットボールの面から言うと、いい時代だったよね。責任はまだ僕たちの肩にはなかった。パブロもまだ独身で子どももいなかったし、僕は家族と暮らしていた…。



4、“ 全面的に信頼して”のプレー


今でもリーベル・プレートのサポーターは、アイマール/サビオラのコンビから生まれる魔法の午後、あるいは夜を懐かしく想い出している。数々のタイトル、勝利、そして彼らのゴール。それぞれがまだキャリアの始まったばかりだったにもかかわらず、瞬く間にアイドルとなった。これが互いの理解力のレシピだ。

A:  時々、そういうことが起こったね、何をしていても。それは最初の練習の時からだったよ。あの頃のチームは成熟していて、どうやって若手選手を支えていくか、僕たちのフットボールを成長させるにはどうしたらいいのかを知っている人たちの集まりだった。すべてはそこから始まったんだ。

S: いつでも起こることじゃないしね。僕たちがいつもピッチの中で見せるプレーは、全てに類似性があるからだと思う。波長が合うんだ。常にパブロがピッチのどこにいるかわかっている。今と違うのは、当時はもっとスピードがあって(笑)、ぼくたちを捕まえるのは難しかったということ。

A: 特に彼が若かった時は、信じられないことをしていたから。多くのゴールやフェイントを決めたという話もできるけれど、それよりも僕は、今でもそれが垣間見れるっていうことを強調したい。それほど良くないパスだったとしても、彼はそれを見事なパスに変えてしまう。ボールコントロールを見ればわかるだろう。それから、彼にボールを預けさえすればいいというゴールもいくつかあった。相手チームの半数は抜いて行って、ゴールネットにシュートを決めてしまうとか。今でも同じことができる、壁パスやコンビネーションプレーを使ってね。それでも彼のインテリジェンスを見て取れるよ…。

S: 僕がいうことは変に聞こえるかも知れないけれど、彼と一緒にプレーしているときより、外から見ていた方がアイマールのプレーを楽しめるんだ。1つ1つのプレーはあっという間に過ぎるから、その瞬間にどんなプレーだったのか把握するのは難しい。彼のプレーをファンとして見入るのが大好きなんだ。彼は全てを兼ね備えた選手。僕にとってはここ数年で偉大な選手のうちの1人だよ。キャリアを通じて比較的舞台の表に出てこないのは、彼の性格が控えめでインタビュー嫌いだからだ。でもアイマールが偉大な選手だということを疑う人はいないと思う。


5、アドバイスにかんがみて

アイマールはサビオラが来たとき、すでにベンフィカに1年いた。手段として、重要なアドバイスだった

S: レアル・マドリーを去ることは決めていて、様々なオファーがあった。ベンフィカの話がきた時に、もちろんパブロと話をしたよ。

A: そう、話をしたね。来ればすごくプラスになるだろうし、後悔はしないだろう、巨大なクラブに来るんだからと言ったよ。

S: いろんなことを教えてくれたよ。絶対にクラブに驚くよと言っていた。それに素晴らしいチームができそうだということ、それにまた一緒にプレーする夢が叶うチャンスだってね。その考えには興奮したし、ここに来た時は確信のようなものに変わったよ。


6、 決して忘れはしないマルケスでの出来事


国内リーグの優勝パレードはエスタディオ・ダ・ルスとマルケス・デ・ポンバル(ポンバル侯爵広場)の間で行われる。決して忘れることはないだろう…

A: あれは素晴らしかった。リーベルでさえ、ああいったパレードはしないんだ。スタジアムの中で祝った記憶があるよ。リスボンの通りやマルケス・デ・ポンバルでの出来事には、僕もサビオラもすっかり驚いたね。

S: 僕たちにとっても忘れられない出来事だったけれど、サポーターにとってもそうだね。あまりにも長い間、ああいった優勝の喜びを満喫することから遠ざかったいたから。マルケス・デ・ポンバルでの経験は忘れられない。あんな風になるなんて想像したこともなかったよ。でも僕たちはこうした喜びをまたみんなで分かち合えるように、より勝利に執着して努力しなければならないと思う。

A: 僕たちは同じことを考えているんだ。あれほど熱狂的なサポーターに囲まれ、こんなに大規模なものとは想像していなかった。日々クラブで働いている人にも伝わるものだよ。みんながベンフィカを愛している。驚くべき熱狂だった。



7、おしゃべりとマテ茶、テニス観戦


共に成長し、距離を隔てた中で友情を強化し、今はまた日々を共に過ごしている。すべての友人というものがそうであるように、彼らもルーティン、会話や娯楽を楽しむ

A: ハビエルのチームメイトであることをとても楽しんでいるよ。目を閉じてもプレーできるというだけじゃなくてね。多くの場合、話さなくてもピッチの中でお互い次に何をするかがわかるんだ。でも一緒に並んで座って午前中にマテ茶を飲みながら、例えばマクシ(ペレイラ)やニコ(ガイタン)たちと、いろんなことを少しずつ話したりするのも楽しいよ。毎日彼のような親友と一緒にいられるのはいいよね。

S: アイマールとの友情は僕の人生の中でも、大切なものの内の1つだね。もちろんフットボール以上の出来事として、間違いなく。兄弟のようなものだよ。

A: フットボールのことはほとんど話さない。僕が言いたいのは、試合の雰囲気や練習のことを話すのは当たり前だよ。でもピッチから離れたら、2人の友人同士が話す日常のことになるんだ。僕たちが離れて暮らしていたとき、メールや電話でいろんなことを話したことを覚えているよ。最近の出来事なんかをね。今は、毎日会うことを思えば、何気ない会話がほとんどだよ。

S: 距離が開いていたからって、僕たちが大好きなことができなかったのはただ1つだけ。テニスの好カードを観戦することだね。よく一緒に時間があるとき観に行っていたんだ。それか、試合前の合宿でテレビで一緒に見たりね。でも今は地元の試合を一緒に観に行ってるよ。

A: 真の友情というものは、強化する必要がないんだよ。僕たちのどちらも、今までどれだけの距離が離れていたときでも、電話をかけない時間が長かったからってそれを取り立てて言うこともなかったよ。それはピッチの中でも変わらない。若かった頃と同じように互いに理解をしている。この再会で変わったことなんか1つもないよ。


8、父親としての鏡と謙虚さと

2人の友情の秘訣はサビオラとアイマールが互いをどう見ているのかをみればわかる。2人とも、相手の人柄を高く評価している。


S: アイマールは何よりも父親業に(笑)全力を注いでいるよね。子ども中心の生活をしている。びっくりするよ(笑)。育児中心だから、家と職場の往復しかしないんだ。父親の鏡だよ。本当にどう子どもたちを育てるか知っている。

A: サビオラは見た目通りだよ。ものすごく正直で、別の顔なんか持っていない。すごく人付き合いが良くて、親切な人柄だ。時には人が良すぎるね。レアル・マドリードやバルセロナでプレーした選手なんてそう多くないのに、彼にそう言うと肩をすくめるんだ。まるで何でもないことみたいに(笑)。ピッチの中ではしっかり練習し、素晴らしいプロフェッショナルで、選手の手本だよ。

S: パブロだって鏡だろ。フットボール内外で優れた人物というのは、いつも自分が正しい道を進んでいると気付いて、その方向に向かっているタイプの人間だった。僕がこの人を見習いたいと思うのは、いつもそういった人柄が優れていた人だったね。


9 人生の選択肢

もしもアイマールとサビオラがフットボール選手という人生を歩んでこなかったとしたら?彼らの人生は一体どういうものになっていただろう?

A: たぶん地元の大学で勉強を続けて、国立大学に進んでいたと思うよ。読書は大好きだけれど、それと書くことは関係ないから、作家になってたとは思わないね。

S: うん、パブロはそういう道に進んでいただろうね。彼はとても頭がいいんだ。とても教養があって、あらゆることを討論する。そうだな、僕にとって大切だったのは学校を卒業することだったんだ。それが両親の願いだったからね。それ以外には、フットボール選手になること以外の道なんて考えたこともなかったよ。


10 監督業は?

フットボール選手としてのキャリア以上のことを話すとき、アイマールもサビオラもそのその件についてはしかるべき距離をとろうとする。まだまだ自分たちの仕事に愛着を持っているからだ。だがどうやら、いずれパブロが“監督になる”かも知れない可能性は高まっているようだ。

A: 可能性はあるね。将来のことはわからない。以前は監督になるなんて無理だと言ってたけれど、今はそれもあるかもと思い始めているから。でも言っておくけれど、ベンフィカやレアル・マドリード、バルセロナといったチームを率いるだけが監督業じゃないからね。もしかしたら地元の、うまれ故郷のクラブを率いているかも知れない。まあ、本当のことを言えば今はまだ選手でいることが気に入っているから、あと数年は続けたいね(笑)。

S: 僕よりもパブロの方が監督になる可能性は高いと思うよ。そのための性質、要素、姿勢を持っている。選手が将来もフットボールに関わることを考えるのは当然だけれど、まだ何をするかは考えていないな。もちろん、これまでずっとフットボール一筋だったから、これに関わることをするとは思うけど。でも今は楽しまなくちゃ。引退したら考えるよ。

A: 将来のことを考えてはいないんだ。長期的な計画は立てずに、日々をしっかりと過ごす方のが好きだね。僕が生きているのは現在なわけだから、今のことを考えなければ。明日の準備をするのは当たり前だけれど、それよりも今日のことに時間を使いたいね。

S:同感だね。あまり将来のことを考えるのは意味がないよ。でも2人が引退したら、一緒にやろうとしていることがあるんだ。それは地元アルヘンティナでのアリンピック開催に向けて協力すること。壮観だろうね。僕たちはスポーツが大好きなんだ。オリンピック以上に感動的なものはないよ。

fin.
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by la_fraise7 | 2012-05-04 11:38 | Entrevista | Trackback | Comments(0)