人気ブログランキング | 話題のタグを見る

え ぷるりぶす うぬむ * el conejo de la suerte

郵便局会計システム欠陥事件

イギリス政府スナク首相が史上最大の冤罪事件の一つとコメントしたこの事件。過去何年にも渡り、数百人の郵便局員が不正会計や横領罪の濡れ衣を着せられ実刑判決を受けた事件です。

原因となった欠陥システムを納品したのは日本企業なので、さすがに国内でもニュースになってるだろうと昨日からちょこテレビを付けてみたんですが…やってました?🤔結局は見れなかった。

3/16《追記》なるほど、昨日話題になっていた野球関係の報道とぶつかるからなんですね。今はその企業の名を出すな、と。空気読めなくてスミマセン!素人なんで。

昨日、全ての有罪判決が無効になったんです。補償もついた。でも、濡れ衣で「犯罪者」として過ごさなければならなかった人たちの人生は取り戻せない。

* * *


"富士通は、イギリスで郵政の窓口業務を担当する会社「ポスト・オフィス」にソフトウェア「ホライゾン」を納入した。その欠陥が大規模な冤罪につながったが、同社では誰も責任を問われておらず、被害者への補償金も一切支払っていない。

その一方で、富士通は英政府のITサービス関連の高額契約を獲得し続けている。"


東洋経済オンライン 2023/7/13


"富士通の会計システムの欠陥が発端となった英国の郵便事業者の冤罪事件で、英政府は13日、横領罪などで不当に起訴された郵便事業者らの有罪判決を取り消し、生活再建を支援する法案を発表した。スナク首相は、汚名を着せられた被害者の名誉を回復するための「重要な一歩」と強調した".

富士通 図書館でのマイナンバー利用について:
Links: マイナンバーカード連携 https://global.fujitsu/ja-jp/


* * *
以前読んだ保坂正康さんの本に、戦時中ある編集者の男性が仕事で共産主義関係の本を読んだら、しばらくして憲兵が職場に来て尋問され、その後職場からは辞めるように促され、近所からの目も厳しく家族の立場が悪くなり、次第に家にも居られなくなって、最後には町を出るしかなかったという話があって。

そういう話って時と共に消えちゃうじゃないですか。実際に何か事件が起きたわけじゃないから歴史の本に載るわけでもないし。でも時々、ふっと思い出すんです。その人は一体何処へ行ったんだろうって。


# by la_fraise7 | 2024-03-15 22:59 | 報道 | Comments(0)

モウ× ネットフリックス2025

Links: ジョゼ・モウリーニョ/インスタグラム

モウ× ネットフリックス2025_a0159012_23320831.jpeg

この話はなくなっちゃったのかな、と思ったら、ローマでのドキュメンタリーではなく、過去のすべての時代のドキュメンタリーとして放送されるそうです。2025年公開。
選手たちやスタッフのコメントも入る予定で、誰がくるのかなぁと予想しながら待ちます🤤🤤


# by la_fraise7 | 2024-03-15 10:57 | Jose Mourinho | Comments(0)

Giochisti vs Risultatisti (‶美しいプレー主義者”か‶勝利主義者”か)

ブライトン対ローマ戦の前日会見でのデ・ゼルビ監督のコメントです。

会見を聞いていないのですが、記事の内容から察するにモウやアッレグリ監督のような「現実主義的」なサッカーはしないのかと訊かれたのかな?監督は「あなた方イタリアメディアはアンフェアだ」と答えています。常にそういった面を強調しすぎる、と。「書きたいように書いて欲しい。ただ私の家族はイタリアに住んでいるので、残念に思う」とも。

イタリアメディアは(何となくですが)スペインと同じようにキャンペーンを張るのが好きみたいで、どうも一斉に論調を合わせるんですよね。大手メディアは。何とかの一つ覚えみたいに。

よくある「美しい攻撃的なサッカー」と「守備的で結果を求めるサッカー」の二項対立ですが、そもそも「結果主義」、「勝利主義」という言葉自体がヘンだと思う。どこのトップレベルの世界で「結果」を求めない監督がいるのだろう。誰でも勝利を目指しているのは同じで、ただアプローチの仕方が違うだけだし、3点取られても4点取って勝つサッカーは滅多にないワールドカップの決勝戦ならいいけれど、リーグ戦で毎回それやってたら、少なくとも強いチームには見えない。

「守って点を取って勝つ」のが理想のはずで、パスをたくさん繋いで入れた得点は美しいですし、30メートル走ってDFをフェイントで抜いてゴールするのも美しい。浮いた球をヘディングするのもエキサイティングだし、泥だらけのピッチでスリップしながら蹴ってゴールネットを揺らすのも様になる。スローでBGM流したら映画のエンディングシーンになりますよ🎬

でもわたしはそれと同じくらい、相手の動きを読んでカットインする姿に美しさを感じる。あの選手がさっと動き出す瞬間がたまらなく好き。タイミングとスピードを計算に入れたきれいなスライディングタックルにもゾクゾクする。蜘蛛の巣のようにスキがない布陣にも。(ま、今シーズンのローマはイバニェスとマティッチが抜けそれが出来なくなったので攻撃的に行こうとしたら、ディバラは緒戦からしょっちゅう休むは、ペッレグリーニとスモーリングも負傷で抜け、新加入選手のフィットがより遅れるはで、「全員揃って整うのは2月か3月」って言ってたら「我慢」という言葉を知らないオーナーにその前に切られたんですけどね。たぶんオーナーはサッカーがシーズン制ということも知らないんだろう。)

ファンが自分なりの「好み」を持っているのは確かですが、それはメディアが決めることではないし、誰かの言ったことやどっかに書かれたことを真に受けることでもない。そんなに素直に誘導に引っ掛からなくていいんですよ😉

CLでは惜しくもPK戦でアトレティコに敗退してしまったけれど、今期のインテルは調子の悪い相手には4点くらい取るし、先日のボローニャのような手強い相手の試合では、ポゼションもパス回数も相手より圧倒的に低かったけれど0-1でキッチリと勝った。わたしにとって強いチームと言うのはそういうチームです。勝負所を知っている、というのかな。ラウタロ、元気出して!


# by la_fraise7 | 2024-03-15 00:03 | いろはにほへと | Comments(0)

STORMZY × Mourinho


5分くらいのところから見てみて下さい!1年くらい前なのかな、モウもいろんなことをしてますねぇ。
Stormzyのコメントです。
“He was lovely. He really wanted to get it right as well,” Stormzy said.

上記のサイトではわたしのPCではストームズィのコメント動画が観られなかったので、もう一つコチラを。モウが参加した経緯を話しています。




# by la_fraise7 | 2024-03-14 23:22 | Jose Mourinho | Comments(0)

チアゴ・ピント「モウリーニョ監督と普通に働くなんて不可能です」

inews.co.ukより。
元ASローマGMのチアゴ・ピントさんのインタビューです。家族のこと、ベンフィカでの仕事、ローマに来てからのこと、モウリーニョとの仕事。いろいろお話されていて、ローマにいた時から思っていましたが、誠実な方だなぁと。スカウティングのポリシーも語っています。

元々、一家揃ってベンフィカファンで、特に母親が熱心で試合のある日はベンフィカの試合時間によって食事の時間帯が決まり、必ず試合が終わってから食事だったんですって。しかもベンフィカが負けたらチアゴさんと父親は食事無しだったそうです!筋金入りのベンフィキスタなんですね。料理を作る立場として、ものすごく気持ちは分かりますが、食事は用意してあげましょうよ😅

* * *
「ローマを去るかどうかじっくりと検討しました。ここがちょうど良いタイミングだと思ったんです。一つのサイクルの終わりだと(笑顔)。でも決意した時に周りのみんなに言われました。‶君はこの仕事が好きだろう。2週間後に平静でいられるかどうか分からないよ。”と。たぶん彼らは正しかったと思います」

「私がサッカー界に入ったいきさつは他の大半の人たちと全く違ったアプローチでした。大学では経済と教育学-指導法-を学び、短い間、教鞭をとった後、ベンフィカでマルチ・スポーツプログラムでフットサル、ローラーホッケー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボールクラブの管理運営を務めました。そこで多くのことを学びました」
彼には仕事を覚えるのが早いという才覚があった。彼が務めていた5年間の任期中にそのうち4つの部門が全国チャンピオンになった。クラブの会長であるルイス・フェリペ・ヴィエイラは、ベンフィカのサッカー事業を管理運営するという、ポルトガルのスポーツ界でも最大級の仕事の一つに彼を昇進させるにふさわしいと判断した。

「でも最初の3か月間は悪夢を過ごしているかのようでした。マルチスポーツでは守られていたんです。人はそれほど話題にあげませんでしたからね。でもサッカーは違う。国中がベンフィカと共にあるんです。トレーニング中に誰か選手が怪我をしたら、すべての新聞とコメンテーターがそれを話題にします。とても大変でした」「大きな挑戦でしたが、リスクを取るのは好きなんです」

モウリーニョと一緒に働き、衝突はしなかったのだろうか?
「誤解しないでもらいたいのは、あれほど並外れたプロフィールを持つ人間と働く時には、多くのことを求められます。彼は数々のタイトルを勝ち取りすべてがハイレベルなので、要求は厳しいです。忘れないでもらいたいんですが、私はポルトガル人で、モウリーニョと働き始めたとき36歳でした。若いスポーツディレクターがモウリーニョと一緒に普通に働くなんてことは不可能です」
「私は彼から多くのことを学びました。彼はサッカー界の歴史上で最も重要なマネージャーの1人です。サッカーは他のすべてのように、サイクルがあります。時には納得がいきますし、時には納得がいかないこともありますが、彼がローマで成し遂げた素晴らしい実績は誰にも過小評価できません」

ピント氏はモウリーニョの「Xファクター」について尋ねたとき、ためらわずにこう答えた。
「日常的なことで一番感心させられたのは、ファンにとって彼がどういう存在なのかを知るときです。ロンドンにいても、レイキャビク(アイスランド)にいても、ドバイでもどこでも、人々にとってジョゼは特別な存在なんです。彼と同じか、もしくはそれ以上に勝利を収めたコーチはいますが、彼のように人々のハートを鷲づかみにするコーチはなかなかいません」

「こんな小さなエピソードがあります。ある時チームがカンファレンスリーグの試合でブルガリアのソフィアでプレーした時のことです。11月の試合で酷い天候でした。雪が降り、かなり寒い日でした。最初は3-0で勝っていましたが、最終的には3-2で終わりました。とても苦い試合だった。勝つには勝ちましたが、後味の悪さが残った試合です。みんな試合後は早くシャワーを浴び、バスに乗り空港へ急ぎたかった。真夜中で雪が降り、モウリーニョがスタジアムから出てきたとき、わたしはちょうど彼を見ていました。すると彼は50メートルほど先で100人から200人ほどが集まり、彼に向かって何か叫んでいるファンの方へ歩いて行ったんです。人だかりに行き、皆と一緒に写真を撮り、サインをしていました。私はバスの中から見ていたのですが、その時こう思いました。‶この人は25個のタイトルを獲得した監督で、今日の試合内容には怒っていた。それがみんなが凍えている中、彼は15分間もファンの人たちの応対をしている。”と」

「これは小さなことかも知れませんが、でも結局私たちはファンのために働いているわけです。モウリーニョでいちばん特別なのは、彼がいかにファンのために働いているか、彼が人々の中に引き起こすリアクションなんです」

それはローマに役立った。予算の限られた移籍ビジネスでは失敗よりも成功することの方が多かった。彼はファイナンシャル・フェアプレーの綱渡りをしながらチームを全面的に見直さなければならず、それでもパウロ・ディバラやタミー・エイブラハムのような才能のある選手たちを連れてきた。コートジボワール出身のセンターバック、エヴァン・エンディカのような引手あまたの選手を説得し、12か月も追いかけた挙句に契約にこぎつけ、格別の満足感をもたらした。

まだまだ続きますが、とりあえずこの辺で。続きはMoreにリンクしてあります(英語)。

* * *
タミーも他のクラブと契約寸前まで行っていたみたいですが、必殺技を使って心を動かさせたようです。なるほど、そういう意味ではモウと似ているタイプなのかも知れません。
スカウティングのポリシーとして、まずは自分のチームのアカデミーをよく知ることだと述べています。17歳から19歳の才能ある外国人選手を獲得することはしない、それならまず下部組織の選手を選ぶと。
ルカクを獲得するための交渉にロンドンに行った時、何日もホテルに缶詰めになって、時おり外に出てきてスマホで声を荒げている姿を見るにつけ、大変そうだなぁと横目で思っていました。だから辞めると知った時も「お疲れさま」としか思わなかった。オーナーはいいよね、決まったらヘリで迎えに行っただけだもんね。美味しいとこ取りで(笑)。

ローマファンとモウリーニョの思い出と言えば、あのヨーロッパリーグ決勝のセビージャ戦の後で、スタジアムの外でローマから応援に来ていた親子がいて、その子とバッタリ出会ったモウが背負っていたリュックサックを地面に降ろして中をガサガサと引っ掻き回し、ユニフォームだったか、マフラーだったかな(?)を男の子にプレゼントしたシーンです。

イタリアのどこかの映像で見ました。たぶん世界中で駐車場の一件を大々的に報じていた頃です。その場にいなかったテイラー主審相手に‶罵倒”したニュースをね。その時のモウは至って平静でした。もちろん心の中では悲しんでいただろうけれど、たぶんその男の子と同じように。でもニッコリ笑ってプレゼントしていましたよ。男の子のお父さんも喜んでいました。わたしの知るモウはそういう人です。ファンをとても大切にする人。

Hasta luego!




More
# by la_fraise7 | 2024-03-12 23:09 | Entrevista(インタビュー) | Comments(0)